【ワーホリ 留学】海外未経験者が渡航を決めたきっかけ

私が海外に興味を持ったのは、小学生くらいの頃でしたが、成人するまで海外旅行とは無縁でした。
当時していた英語通信教育の特典の中に、ネイティブの方と電話で話す、ネイティブの子供に手紙を書けるというのがあり、緊張しながらも自ら電話をかけていました。
当時の私は、今よりもかなり度胸があるように思います。
電話は今でも苦手で、掛ける前はドキドキです。
手紙も、何人かとやり取りをして、海外生活への想像を膨らませていました。
その後はインターネットの普及で、ネット上で見つけた友達と長く文通をしていました。
スマホのスキャンして翻訳出来るアプリなんて無い時代でしたので、読むのにとても苦労しましたが、行ったことの無い国の様子を知ることがとても好きでした。
今でも覚えているのが、“生まれ変わったら何になりたい?”という小学校卒業文集の寄せ書きに、“イギリス人”と書いたこと。
何故イギリスだったのかは、当時の私の海外のイメージ=イギリスだったからだと思いますが、その頃から海外へは強い憧れの気持ちがありました。
そんな子供時代を送りながらも、高校生で受験英語で躓き、英語の授業が大嫌いになりました。
当時の先生に、受験に英語はいらないのか、と怒られたことが今でも鮮明に思い出されます。
大学は最初から英語とは無関係な学科志望で、就職も一切英語に触れることの無い仕事をしていました。
しかし、フランスに行っていた友達が帰国したのと、京都で台湾から来ている子に出会って意気投合したのがきっかけで、やっぱり海外に行ってみたいと思うようになりました。
そこからは、6年務めた職場を退職、有給も3日以上の休みも取れない職場だったので、退職後に母と初めて海外旅行に行きました。
そこで海外生活も何とかなるかもと何の根拠の無い自信を得て、帰国後一気に学校等を契約し、家族には事後報告をしました。
港町で生まれ育ったので、治安が良く海がある場所という理由で、最初の国オーストラリアを決めました。
穏やかな気候、陽気な人々、素のままでいられる自分、オーストラリアの生活は私にピッタリだったようで、とても楽しい時間を過ごしました。
何とかなる精神で、日本帰国前に、ケアンズ、ニュージーランド、コロンビア(友人に会いに)、アメリカへ1人で旅行したことは生涯忘れられない良い思い出です!
海外で生活してみたい、何となく子供の頃に描いて忘れていた夢、30歳になる前にどうしても最後にチャレンジしてみたい、と動き出したのが海外に出ることになったきっかけです。
それが永住することになるなんて、人生どうなるか分からないものですね。
しかし、一度きりの人生だからこそ、自分のやりたい気持ちに寄り添うのは大切なことだと思います。
やって良かった良くなかったと思うのは人それぞれですが、その良し悪しはやったからこそ分かるもの。
難しいことにチャレンジするって、悪いことじゃないと思います。
私はずっと、やる前から“出来る訳無い”の環境にいました。
今になって思うのは、チャレンジすること自体に意味があるということ。
出来る出来ないは、後から付いてきます。
チャレンジして失うものもあるかもしれませんが、きっと得られるものも、もっとあるはずだと信じています。

