【ワーホリ留学】今だから言えること【仕事 後悔編】

ワーキングホリデーや留学を決めた直後は、誰もが未知の世界への期待と不安の混じった気持ちを抱えて準備していくと思います。
日本人とは関わらない!絶対に英語環境に身を置く!
そんな覚悟を持って徹底される方も、いらっしゃると思います。
確かにそれはそれで素敵ですが、今後も長く生活していくとなると話は別です。
海外で生活していると、やはり日本人と繋がりを持っている方が安心ですし、先輩方の意見はどれも参考になるものばかりです。
そして、海外に居るからこそ、日本人らしい方はより素敵に見え、私もそうでありたいと常々思います。
先日、前年度のタックスリターンを終え、ようやく前職と完全に離れることが出来ました。
今私がカナダに居続けられるのは、ワークビザのオファーを受けて働いたことや、あの場所での出会いあってのことではあります。
これまでの時間が無ければ今が無いのも事実ですが、とても辛い時間を過ごしたのもやはり事実。
今回は、海外渡航において後悔している就労についての点をシェアしたいと思います。
私はカナダに来る前、オーストラリアで1年半程学生として過ごしていました。
過ごした都市では公共交通機関の定期システムが無く、日本では当たり前の職場までの交通費支給制度も勿論ありませんでした。
住まいを転々としましたが、最終的には学校へも職場へも徒歩で行ける場所に落ち着き、最後の数か月を過ごしました。
そんな感じだったので、カナダでも先に家を決めて、徒歩圏内での職場を探しました。
ここが私の1つ目の後悔ポイント。
特に田舎のエリアでは、選択肢が限られてしまいます。
私はこの限られた選択肢の中の1つに履歴書を落とし、即採用されたので、他を見ようともしませんでした。
もしあの時にダウンタウンエリアも見ていたら、家を見つける前に仕事を見つけていたら、恐らく状況は変わっていたと思います。
ワーキングホリデーなら、たった1年しか時間がありません。
良くも悪くも、ザ日本人体質の私は、思っていたのと違うと思いつつも働き続けました。
これが私の2つ目の後悔ポイント。
気付いた時にはビザの期限は6か月を切っていました。
雇う側の気持ちになって考えると分かると思いますが、やはり最初から辞める予定の人を雇うよりも、ビザの期限が無い人を雇います。
辞めれば仕事を失う6か月になるかもしれないし、続ければ更に辛い6か月になる。
その大局面に立たされました。
今振り返って思うことは、限られた時間しか無い分、初期行動はとても大切になってくるということ。
レストランやカフェで働くのであれば、実際にお店を利用してみてから決めるのも遅くないですし、何となくの雰囲気も掴めると思います。
日本にいる間に、求人情報を確認してみるのも、情報収集に役立つ筈です。
そして、続けるか続けないかの見極めポイント。
初めての土地、英語環境、慌ただしく毎日が過ぎ去っていく中で、見つめ直す時間はとても大切です。
実は私も何度も辞めることを考える時間がありました。
しかし嫌々ながらも慣れた環境に甘えてしまい、動けませんでした。
見つめ直す時間は早ければ早い程良いですし、たった1年しか無いという気持ちを常に持っていると、きっと行動にも移せると思います。
ワーキングホリデーの1年の期間で、良い職場環境を見つけることは本当に難しいと思います。
しかし1年しか無いのなら、その為に全てを犠牲にしてきたのなら、柔軟性も必要だったなというのが、今になって思うことです。
1日2日で辞める人や、急に来なくなる人を、オーストラリアでもカナダでも見ました。
きっと彼らは思い描いていた職場環境と違ったのでしょう。
私にはこれが出来ませんでした。
ある意味彼らの方が「ワーキングホリデーをする」という点においては、正解なのかもせれません。
ただ、「海外だから」「もう一生会うことは無いから」という考え方では、素敵だとは思いません。
1日2日で何が分かるんだと言うのが、私やその上の世代の考え方でしたが、実際何となく分かる時もありますよね。
それで辞めます、って言うのは全く問題無いと思いますし、なんな気持ちでは続かないでしょうから、早いに越したことはありません。
しかし、立つ鳥跡を濁さずというのが、やはり日本人らしくて素敵だなと思ってしまうのが、良くも悪くも私の変えられない日本人気質です。
最後に、ワーキングホリデーって文字通りホリデーでもあります。
折角長期で滞在出来るのに、その国をあまり知らないまま帰るのは勿体無いと思います。
オーストラリアに滞在していた時、その際は学生ビザでしたが、学校卒業後は仕事に打ち込みました。
次、オーストラリアに行けるのはいつになるでしょう。
ギリギリまで仕事をして、行けなかったところがいっぱいあります。
働くって、いつでも出来ること。
これが私の最大の後悔ポイントです。
その国に魅力を感じて行くのですから、その魅力を伝えられるくらいまで知って帰れるくらいまでなりたいですよね。
オーストラリアでは、職場、仲間、上司に恵まれたので、最後の最後まで離れがたかったのも事実です。
しかし引き換えに、行きたかった場所、したかったこと、その全ては出来ませんでした。
1年って長い様であっと言う間です。
年齢も期限も定められている特別なビザ、終わって思うのは、沢山リサーチして、最大限に有効活用したいなということです。

