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30歳目前 人生の岐路

30歳目前 人生の岐路

大人になってからの留学は、とても勇気のいることだと思います。

仕事にも慣れて、後輩も出来て、周りはキャリアアップを目指していて。

仕事、キャリア、人間関係、全部捨ててまで海外に行って、一体何が得られるのか。

今回は、私の海外に行く前から現在迄の心情を書いていきます。

もし今悩んでいる方がいらっしゃれば、きっとあの頃の私、今の私と一緒です!‌‌

さて、私が海外に出たのは、29歳の年でした。

30歳を目前にし、人生を考えた時に、このままではダメだという思いがありました。

そこから海外へ出る、という選択をする人はそれ程多くは無いと思います。

私の場合は、子供の頃に思い描いた夢を、一度実現したいという気持ちで決めました。

不安が無かった訳ではありませんが、今決めなければ、きっと後悔するという気持ちが大きかったです。

それまでの私は、病院の専門職で長く働いていました。

残念なことに、当時その業種での募集は少なく、更に志願していたことをさせて貰える環境が見つかりませんでした。

あったとしても、経験が求められ、その経験をさせて貰えるような募集は一切ありませんでした。

このような状況で、最初はこんな風になりたいと思っていた将来像も、次第に薄れていき、気が付けば同じ場所で長い間勤務していました。

しかし、これ以上のステップアップを見込めないことは分かっていたので、この生活を変えなければと、その頃は常に考えていました。

奨学金で大学へ行き、国家資格まで取ったのに、母には未だに言われます。

高額な大学費用に、膨大な勉強を経ての国家資格。

なかなか捨て切れないものがあり、常に言い聞かせて働いていました。

しかし、これらは母が勧めた道でした。

海外行きは、私が初めて自分でやりたいと思って決めたことでした。

それまでの私を思うと、なかなか思い切った決断だったと思います。

海外に行きたいとずっと思って生きてきた訳ではありませんが、子供の頃に何となく思い描いた夢を、一度は実現させたいと思いました。

常々思っていた「人と違うことをしたい」、この結果が海外に住むことに繋がりました。

英語が好きで、特定の国が好きで、等、何か特別な“好き”があった訳ではありません。

しかし、違う世界を見てみたい、そこで生活をしてみたいと、興味はずっとありました。

今決めないと、もう一生無いだろうという気持ちで決めました。

夢は、日々の生活になりました。

なので、物凄くキラキラしている訳でもありませんが、後悔はありません。

なぜなら、人生において1つ、自分自身で考えた道を叶えたから。

今はまだ課題が山積みですが、どんな結果になろうとも納得して進めると信じています。

大人になっての留学。

私自身が、30歳手前で全てを捨てて海外に行くことにしたことを書きました。

留学することに限らず、転職だったり、ママやパパになる為にお仕事をお休みしたり。

これまで長く力を注いできたことを思うと、これから変わっていく生活が、これで良いのかなと不安になることもあります。

戻った時のことを考えて、一歩をなかなか踏み出せない時もあります。

しかし、今この瞬間はもう無いのかなと思うと、寄り道したって、それが後々にプラスになることもあるのかなって思っています。

ちょっと休憩したって、誰も責めたりしないと思います。

周りを気にして悩んでいる時、恩師に「気にしているのは案外自分だけだ」と言われたことがあります。

まさにその通り!

自分の人生ですから、納得のいく人生を歩んでいきたいです。

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