語学留学の必要性
今はインターネットが生活に欠かせないくらいの存在ですが、一昔前までは無かったもの。
最近はスマートフォンのアプリも充実していて、何を使ったら良いのかが分からないくらいです。
英語学習においても、これらが充分な学習に充てられ、更にネイティブスピーカーとのスピーキングの練習も出来てしまうとのこと。
留学せずに生きた言語を学ぶことが出来る、随分と便利な世の中になりました。
そこで思うのが、語学留学の必要性。
更に、学校への費用を掛けずに、長期間渡航出来るワーキングホリデー制度とも比較をしながら、一個人の視点からシェアしたいと思います。
まず最初に、私は海外での経験に自己投資をしたかったので全く後悔をしておらず、語学留学をして良かったと思っています。
しかし経験してから分かったこともあるので、どなたかの参考になれば嬉しいです。
渡航前、英語に全く自信が無かったので、オーストリアへ1年の語学留学、しかもしっかりと勉強させてくれる学校を選びました。
人それぞれ感じ方は違うと思いますが、1年を語学だけに使う留学は、正直とても長く感じ、少し勿体無かったと思っています。
これは後悔ポイント。
同じお金を使うなら、少しだけ基礎英語コース、その後は英語資格コース。
後は、専門知識が学べるカレッジ入学等した方が、英語力だけでなく、資格やスキルも取得出来て良かったかなというのが、今になって思うことです。
実際に、そんな風にカリキュラムを組んでいる他国留学生に沢山出会いました。
しかし、契約前は自身がどれくらいの期間を語学取得に要するのかが分からず、長ければ長い程良いと思っていました。
最終的には確かに語学力は多少なりとも上がり、1人で海外旅行や、電話で問い合わせ等も何となく出来るようにはなりましたが、それが仕事で活かせるかというとまた別の話です。
もし私がオーストラリアで、仕事に活かせるスキルと多少の英語力を取得していれば、カナダではまた違った環境でスタート出来ていたのではないかと思います。
学校によっても違うと思いますが、基礎の英語コースは最初は楽しいものの、徐々に殆ど同じことの繰り返しになってきます。
元々資格コースには切り替えたいと思っていましたが、ケンブリッジ英語検定コース、後にIELTSコースに予定を繰り上げて切り替えをしました。
どちらもとても難しかったのですが、良い先生に恵まれ、有意義な時間を過ごすことが出来ました。
こういったコースを選ぶことは、単に基礎英語を学ぶのとは違い、最終的には成果を確認出来るのでお薦めです!
1年の学校契約特典の恩恵はここでしっかりと活用し、2回分の試験料が免除されるというキャンペーンを利用して試験を受けたことも良い経験でした。
カナダの永住権申請の際に英語のスキルが必要だったので、授業を受けておいて雰囲気だけでも掴めていたので良かったと思っています。
カナダでは最初から仕事をしたかったので、学校等には行きませんでした。
海外に限ったことでは無いと思いますが、初めての土地で人間関係を築き上げるのはとても大変です。
実際、最初の数か月はどのようにして友達を作るのかを模索する日々でした。
語学留学で1番良かったことは、世界中に友達が出来たことです。
特に、彼らのが居なければ一生訪れることも無かったであろう国を訪れたことは、とても貴重な経験となりました。
ワーキングホリデーだと、人間関係がどうしても職場や家だけになってしまうので、友達を作ることが難しいのかなと思います。
日本でも語学が学べるのに、高い費用を準備してまで語学留学をする必要があるのか、賛否両論と思います。
しかし、語学留学で得られるものは語学だけではありません。
世界中に友達を作ったり、彼らの国のことを知る機会、様々な宗教、文化、考え方を知る機会、得られるものは語学以上のものと思っています。
多くの友達が、自国で将来住むことが難しい為に留学していました。
そういった世界中の問題には、日本から出ていなければあまり目を向けなかったと思います。
だからと言って、今何か出来ることがあるのかと言われると難しいところではあります。
そもそも、そういった会話自体もお互い非ネイティブ同士、100%理解し合えているかと言うと、そうでは無かったと思います。
それでも、知らないままで一生終えるよりも、知ることが出来て良かったと思っています。
多くの人が言うように、私も留学前と価値観が変わりました。
最後に、留学の経験がもたらすことは、人それぞれです。
留学したからと言って、全員が語学堪能になる訳でも無く、海外生活に合わない人もいると思います。
大切なことは、その先に何を見据えるのかかなと思います。
例えば、永住したいのか、海外で仕事がしたいのか、英語を使った何かをしたいのか。
その結果が例え思い描いていたものと違ったとしても、何か1つでも強い思いがあれば、人生においてきっと良かったと思える時間になると思っています。